サンディエゴで開催されるICMCTFに出展いたします。

4月25日から4月29日まで開催されるICMCTF(金属コーティングと薄膜に関する国際会議)にて、プランゼーはセラミックターゲット材における卓越した進歩についてプレゼンいたします。

切削加工や成型加工の世界でPVDコーティングが利用されるようになり40年が経過しようとしています。当初は主にTiのターゲットが窒化膜や炭窒化膜の形成に利用されましたが、現在ではTiAlやAlCr更にはTiAlSiやAlCrSiといった複雑な多元系の金属ターゲットを利用した薄膜形成も行われています。

摩擦の低減を主な目標とする自動車関連の用途では、Cr、グラファイト、WC、MoCu といったターゲット製品でPVDコーティングが行われています。プランゼーでは、高度な粉末冶金の専門知識と最適な製造設備でもって業界各社の信頼に足るパートナーであり続けています。

PVDコーティングの新しい用途の1つは航空宇宙産業です。エンジンの稼働中にダストや砂といった異物が存在する場合、それらが高速で衝突することにより、タービンブレードが浸食されます。その結果、燃費が悪化したり、メンテナンス頻度が上がったりする為、業界ではTiN、TiAlN、CrN、AlCrNといったハードコーティングを活用してこのような問題に対処しています。

タービンの燃焼/排ガスセクションに関して言えば、溶射被膜の一種であるMCrAlY("M"はNi、Coまたはそれらの組み合わせの金属を表す)を長年利用することで高熱と腐食から部材を保護してきましたが、組成、密度、密着性などに更なる改良の余地があると思われます。アークイオンプレーティングに代表される別のPVDプロセスとターゲットの組み合わせが鍵になるかもしれません。

プランゼーでは、独特のニーズがある航空宇宙産業向けのPVDコーティングの世界をターゲット製品で試作レベルからサポートしています。

放電プラズマ焼結システム: プランゼーでは2013年4月、ドイツのレッヒブルック工場に、最新鋭且つ大型のSPS(放電プラズマ焼結)システムを導入しました。このシステムではターゲット形状や対応組成への自由度が上がった為、開発リードタイムが短縮されると同時に量産機としても使用できます。その結果、複数組成のターゲットをテストした後、即量産スケールへ移行するといった、速やかな製品の立ち上げに貢献しています。

SPSでは高温下における粉末焼結時間が非常に短く、各種のチタン系、クロム系ターゲットを製造する際の有用な手段となり得ます。その際、材料の再結晶化や化合物形成が避けられるので、材料の脆性リスクを低減することができます。プランゼーでは成型ツールや粉末の充填方法を工夫することで、強度の高いターゲットの設計、製造に繋げています。ホウ化物、炭化物に類する材料製造においても同プロセスは有用な為、多くの耐摩耗、トライボロジー用途のターゲット製造において新たな開発が行い得ると考えています。


ご興味のある方は、第43回ICMCTFにご参加ください。プランゼーのスペシャリスト達は4月26~27日のGrand Exhibit Hallのブース226にて展示を行うと共に4月25~29日のカンファレンスに適宜参加する予定となっています。

セラミックアークカソードに関するさらなる情報は、plansee.com/hardcoatingからご覧ください。