New:CIGSの腐食を防ぐモリブデンタンタル

ガラスによく接着し、電気伝導性の高いモリブデンはCIGS太陽電池セルの背面電極材料です。しかし、腐食性雰囲気に曝露されると、酸化を起こしやすくなることがあります。そこでプランゼーが出した答えが、モリブデンタンタルです。

プランゼーは純モリブデンと少量の耐食性タンタルを合金化し、両方の金属のよいところを組み合わせています。モリブデンタンタル(MoTa)の優れた耐食性は数多くの試験で実証されています。以下に、高温(60°C)多湿(90%)条件下での腐食実験の結果を示します。 MoTaの食刻された薄膜(層厚: 300nm)は純モリブデンよりはるかに高い耐食性を示します。

モリブデン: 曝露時間 0時間モリブデン: 曝露時間 50時間モリブデン: 曝露時間 100時間
MoTa: 曝露時間 0時間MoTa: 曝露時間 50時間MoTa: 曝露時間 100時間

 

とくにポリイミドなどのポリマー系基板では、水や酸素の浸透度が高くなると、CIGS背面電極の腐食も進む可能性があります。MoTaは、その耐食性の高さでこの作用を最小限に抑えることができます。しかし、MoTaが有効なのは背面電極だけではありません。ステンレスフォイルやポリイミドなどのフレキシブル基板では、この新しい合金が耐食性接点や保護層として威力を発揮します。CIGS製造工程のセレン化の際にステンレスウェブの裏側を効果的に保護するのです。