X線技術: あらゆるシステムのための高融点金属に関するイノベーション

プランゼーは、メディカルエンジニアリング分野向け高融点金属の信頼できる中立的開発パートナーとして評価されています。いくつか例を紹介いたします。

X線機器にできることは骨折箇所を示すことだけ、という時代はずっと前に終わっています。全身を数秒でスキャンする、鼓動する心臓の鮮明な像を映し出す、あるいはX線画像から腎結石の化学組成を明らかにする – これらは現代のCTスキャナの驚嘆すべき応用領域のわずかな例にすぎません。X線機器の技術的課題は応用領域ごとに異なり、したがってX線機器向けにプランゼーが製造する製品の技術的課題もさまざまです。これらの製品とは、シールドパック、コリメータ、フラットエミッタ、固定陽極、そして特に、照射X線を発生させるためのX線ターゲットなどです。 プランゼーの製品は、大手メーカー製X線システムの全範囲で使用されています。この成功には、プランゼーの革新的な技術、設計および材料が大きく貢献しています。以下は例の一部です。


プランゼーの多くのお客様にとって重要な課題は、熱機械応力が大きく変化する条件下で部品の安定性を確保することです。現代のハイエンドCTスキャナのガントリ速度は、最大で毎秒4回転です。この結果、非常に大きな力が発生して、X線管および検出器内部の部品に作用します。したがって、たとえば接合技術が決定的に重要になってきます。そこでプランゼーは、さまざまな金属とグラファイトを恒久的に接合する独自のはんだ付けプロセスを開発しました。この技術は、たとえば高性能グラファイト陽極に適用されています。


信頼性と安定性と同時に、X線ターゲットの焦点面の使用寿命を長くすること、そして使用寿命の全体を通じて高い線量効率が得られるようにすることが、多くのお客様にとって重要な課題です。これらの要件を満たすために、プランゼーは特殊なタングステン合金を開発しました。この合金を、プレス成形、焼結、鍛造、または場合によっては真空プラズマ溶射によって基本部品に結合し、焦点面を形成します。

そして、部品の重さを減らしたい場合も、プランゼーこそ最適の相談相手です。 多くのX線システムにおいて、部品の重さは重要なファクターにほかなりません。簡単に言えば、部品が軽ければ軽いほど使用寿命も延びるのです。プランゼーはその点に注目して、軽量部品を実現するソリューションの開発に取り組んでいます。これらの製品の開発では、グループ内のFEMチームのサポートを受けます。このFEMチームは、さまざまなシミュレーション技術を駆使して、新設計による部品の実挙動を正確に予測する能力を備えています。


プランゼーが最新システムのための革新的な製品を提供しているもう一つの分野は、シールドパックおよびコリメータの分野です。プランゼーは独自の「金属押出成形」プロセスにより、極薄で加工可能なタングステンへビーメタルシートを製造しています。プランゼーは、「アディティブプロセス」を使用してモリブデンおよびタングステンを製造する世界的なリーダーでもあります。アディティブプロセスは、「3Dプリンティング」という名前の方がよく知られています。この製造技法は、成形の分野で新しい展望を開いており、きわめて複雑な構造物の生産を可能にしています。


「これらの例は、プランゼーの開発範囲がとても広いことを示していますし、私たちのチームはお客様の要求に応える、あるいはそれを上回るような特注製品とソリューションに絶えず取り組んでいます。私たちが強く望むのは、あらゆるタイプのシステム向けにお客様の要求に応えるイノベーションを提供することなのです!」と、プランゼーのXレイテクノロジーマーケットユニットを率いるDr. Wolfgang Glatzは語ります。


シミュレーション、材料科学および結合技術の分野におけるプランゼーの開発担当者たちは、最先端の大学や研究所との緊密なコラボレーションの価値を常に認識してきました。プランゼーは、メディカルエンジニアリング分野向け高融点金属の信頼できる中立的開発パートナーとして評価されています。プランゼーに所属する多くの専門家たちと広範な技術施設は、微妙極まりない、そして複雑極まりないあらゆる部品を製造できることの象徴です。試作品から量産品に、そしてパウダーから最終製品に向かう過程において、開発と処理のさまざまなステージがすべて自社内で実行されています。