Sparkal®放電電極

 

硬化鋼、チタン、超硬合金など、極度に硬い材料の機械加工には、放電加工(EDM)の技術を利用することができます。これは、溶解と彫刻のプロセスです。電極と加工する導電性のあるワークピースの間で放電を起こします。スパークの流れがワークピースの表面から小さな粒子をえぐり取り、その流れを正確に制御することによって、希望の形状と表面を作ることができます。

型彫EDM加工用電極
型彫EDM加工用電極
型彫EDM加工用電極

プランゼーのタングステン系放電電極はトラブルフリーの放電を実現します。しかも、それを過去60年続けてまいりました。プランゼーは放電加工専用のWCu材料、Sparkal®放電電極を開発しました。摩耗が少なく、輪郭のシャープネスが最適で、使いやすく、効率のよい材料です。

Sparkal®電極の高品質はタングステンヘビーメタル合金を担当する専門の研究者と開発者のチームが保証します。現状でもご満足いただけるでしょうが、プランゼーは引き続き皆様と緊密に協力して製品の最適化に努めてまいります。その結果はきっと、ほんとうによかったと思えるものになるでしょう。

鋼、超硬合金の加工に出る違い

高い耐摩耗性 – タングステンの融点が高い(3420°C)ので、WCu電極は銅電極やグラファイト電極と比べるとかなり寿命が長くなり、とくに複雑な加工を施す小さな電極の場合にはその違いがはっきりします。複雑な電極の生産コストは純粋な材料のコストをはるかに上回ることが多いので、Sparkal®をお使いになると、その寿命の長さから、かなりのコスト節約ができます。

きわめてシャープな輪郭 – Sparkal®放電電極は摩耗が少ないので、アークの焦点を正確に絞ることができ、Cu電極やグラファイト電極を使用する場合より幾何学的精度を上げることができます。皆様の製品も高い精度で加工し、機械加工公差を小さくすることができます。

高い表面品質 – 放電加工でSparkal®を使用すると、ずば抜けた表面品質に仕上がり、とくに電極に円運動をさせる必要がなくなります。これは、Sparkal®の粒子が細かくて均一で、気孔がないために可能になります。

きわめて良好な機械加工性 – Sparkal®は弾性係数がかなり高く、硬度も増しているので、機械加工性がきわだって良好です。銅と比べると、材料の変形はほとんどなく、バリの形成も無視できる程度です。グラファイトのような材料のチッピングもなく、電極の幾何学的精度が向上しています。このような材料特性のおかげで、Sparkal®の場合には、きわめて小さな寸法や特別に長いロッドやチューブも作ることができます。

環境負荷や労働環境を改善できる – グラファイトを機械加工するときは、粉塵を除去し、床がグラファイトで汚れるのを防ぎ、空気を清浄に保つために、特殊な吸引システムも使用する必要があります。一方、Sparkal®の機械加工には、追加の設備はいっさい必要ありません。

粉末から電極の最終製品まで

プランゼーの放電電極は、粉末冶金法の技術を用いて生産します。粉末から最終製品まで、生産工程はすべて社内で行っており、ISO 9001:2000AS/EN/JISQ 9100、それにプランゼー独自の厳しい品質基準に従っています。Sparkal®放電電極製造のポイントになるのは溶浸の工程です。粉末のタングステンを押し固めて気孔のあるタングステンにし、そこへ銅を溶浸して焼結した上で、機械加工してお客様のお望みの形状にいたします。WCu複合材料を用いて作ったSparkal®は、高い耐摩耗性とともに優れた電気伝導性も発揮します。

プランゼーは多様な電極材料を幅広く取りそろえています。お客様の用途に適したSparkal®の材料選びは、喜んで私たちがお手伝いいたします。

高品質を安定供給

モリブデン鉱石

1921年より、プランゼーは独立した民間企業として、お客様のご信頼に応えてまいりました。今日でも、信頼と安定供給の継続、特に原料の調達に関しては何よりも大切だと考えます。プランゼーでは、タングステンの長期供給体制を、最高品質のパウダーを生産するグループ会社GTPで、モリブデンは南米のモリブデンパウダー生産会社MOLYMETへの資本参加により確保し、パウダー生産からそれに続く粉末冶金工程、そして半完成品やお客様固有のコンポーネントまでプランゼーグループでは全ての工程をグループ内で行っております。

連絡窓口
お住まいの国を選択してください:
Bill Appleby
お電話でのお問い合わせ::
+1 214 697 5541
メールでのお問い合わせ::
william.appleby@plansee.com
Bill Appleby