熱処理トレイと焼結トレイ
熱処理トレイや焼結トレイの老朽化はご使用に多くの問題をはらみます。プランゼーでは高品質の熱処理トレイと焼結トレイを製造しています。プランゼーのモリブデン、タンタル、ニオブ、タングステンおよびそれら合金は、高温処理に最適な材料です。これらの材料を使用した、連続加熱炉およびバッチ炉用の熱処理トレイおよび焼結トレイをご使用頂くと、歪みの少ないトレイを長期間ご使用頂くことができ、結果的にはコストダウンにつながります。
プランゼーのトレイは、寸法安定性と耐食性に優れていると同時に、クリープ強度が高く、構造的にも安定しています。これらの特長がもたらす利点は、歪みが少なく、長寿命な点です。トレイへの付着を防止するため、特殊なアルミナコーティングおよびジルコニアコーティングをすることが可能です。
お客様固有の条件に合わせて熱処理トレイおよび焼結トレイの設計をお手伝いいたします。プランゼーの製品には、リベット接合したものや深絞り加工または曲げ加工を施したものがあります。熱処理トレイおよび焼結トレイの寸法安定性が重要な場合は、MLおよびTZMを選択することをお勧めします。

適切な添加材を使用し、製造プロセスを最適化すると、モリブデン本来の特性をさらに向上させることができます。例えば、延性とクリープ強度を向上させるため、少量の La2O3をモリブデンにドープします。それにより微細構造を安定させ、再結晶挙動を変化させることで、炉部品の脆化や破壊を防ぐことができます。
MLの利点
- 再結晶温度が高い
- 組織の結晶粒が延伸していて延性が高い
- クリープ強度が高い

材料が特別な課題を克服しなければならないときは、チタンとジルコニウムを加えて純モリブデンの微細構造を強化します。Mo-Ti固溶体やTi-Zrカーバイドは、確実に1400°C(2552°F)までの温度で最適な強度が得られるようにしてくれます。
TZMでは、モリブデンと比べてどこが改善されるのでしょう?
- 耐クリープ性の向上
- 再結晶温度が高い
- 熱安定性の向上
まずはご相談ください
ホットゾーンを一から新設される場合でも、既設の炉の部品を交換される場合でも、プランゼーなら、安心しておまかせいただけます。プランゼーのエンジニアチームは、新しい設備の製造、組み立てばかりでなく、既存の炉の保守や最適化も、喜んでお手伝いいたします。
製造はすべて一元管理
プランゼーは、製品の製造をすべて社内で行っています。新しい材料の開発から、原料、最終製品まで、すべて一元管理です。だから、最高の品質を保証することができます。
さあ、どうぞ。プランゼーの高融点金属製リボン、シート、ロッド、ワイヤーは、いますぐオンラインでご注文いただけます。どうぞwww.plansee.com/shop/へお立ち寄りください。
