4月2日のブライテンヴァング市議会で、Ceratizit Austriaのペーター・フィンク取締役社長が、計画中の新しい建物の模型を披露しました。新しい建物は複数のフロアがあり、長さ200メートル、幅80メートルでサッカー場の約2倍の広さ、高さは20メートルになる予定です。2022年春には移転可能になる予定で、3シフト操業で最高300人のスタッフが勤務することになります。さらに駐車スペースも130台分設けられる予定です。
50,000㎡以上の広さがあるブライテンヴァングの工業団地で、現在建設中の唯一の企業がCeratizitです。投資額は数千万ユーロになる見込みです。プランゼーおよびCeratizitの既存の製造施設は国道B179下のかなり人目につかない場所にあるのに対して、新工場はロイテ・バイパスから1キロという近さに建設されるので、会社にとっても大きな宣伝になります。
古い工場と新しい建物を組み合わせるために、B179の下を交差する、これまで私道として使われてきた砂利道を舗装する予定です。その結果、工場内の交通は公道とは分離されます。
トラック交通が増えることによる負担は少ないとフィンク取締役社長は語っており、日に3本だけトラックが新工場からケンプテンにあるCeratizitロジスティックスセンターに運行する予定で、A7高速道路のロイバス・インターチェンジのすぐ近くにあるこのロジスティックスセンターも改修工事中です。
現在、ブライテンヴァング/ロイテ拠点ではプランゼーグループの3つの企業が活動しています。プランゼーSEは、タングステンとモリブデン金属製の半完成品や部品を製造し、Ceratizit Austria社は機械加工プロセス用の超硬工具生産に特化しています。新しい建物には、研削加工と工具製造部門が入る予定です。この新工場により、Ceratizit Austriaは硬質合金工具に関する世界の強力な需要に対応していきます。