タングステン‐チタニウムの応用分野
チタンを10%含むタングステン-チタニウム(WTi)は、マイクロチップのメタライゼーションの拡散防止剤や接着剤として使用されています。この分野では、WTiは、半導体層とメタライゼーション層、例えば、アルミニウムとシリコン、銅とシリコンを分離します。拡散障壁がないと、銅とシリコンがマイクロチップ内で金属間化合物を形成し、半導体の機能を損なうことになります。フレキシブル薄膜太陽電池(CIGS)の場合、WTiバリア層によって、鉄原子がスチール基板からモリブデンのバックコンタクトを経てCIGS半導体に拡散するのを防いでいます。わずか数μg/gの鉄が、CIGS太陽電池の効率を著しく低下させます。